
『髪結い伊三次捕物余話 さらば深川』宇江佐真理/文春文庫(2003/4)
「この先、何が起ころうと、それはわっちが決めたこと、後悔はしませんのさ」
―誤解とすれ違いを乗り越えて、伊三次と縒りを戻した深川芸者のお文。
後添えにとの申し出を袖にされた材木商・伊勢屋忠兵衛の男の嫉妬が事件を招き、お文の家は炎上した。
めぐりくる季節のなか、急展開の人気シリーズ第三弾。~裏表紙より
裏表紙に書いてあるとおり、急展開しましたね。
増蔵の元嫁、巾着切りのお絹が哀れでならない「因果堀」、
おみつの代わりにおこなが女中となった「ただ遠い空」、
お文の出生の秘密も明らかになった「竹とんぼ、ひらりと飛べ」、
「護持院ヶ原」では新たな宇江佐さんのホラー挑戦も読み、
伊勢忠の未練たらたらひどい男の嫉妬が際立つ「さらば深川」。
最後のお文の一言「あばえ・・・」が哀愁そそる。
そして、とうとう急展開!!
そうきたか。
次回作も楽しみになりました。
文庫版は宇江佐さんによる「文庫のためのあとがき」を読むのも楽しみの一つ。
今作の解説は山本一力さんでした。
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