
幕末動乱の京都で小さな骨董屋を営む征次郎には2つの裏の顔があった。
世間に出せないいわくつきの品物を取引する“六道(ろくどう)闇ノ市”の一員であること。
長尾流体術、鞍馬楊心流(ようしんりゅう)剣術を修めた武士の身分を捨てたこと。
闇の骨董鑑定人・征次郎が、魔道に巣くう贋作(がんさく)師に立ち向かい、時代を揺るがす難事件に挑む!~裏表紙より

京の八坂下、夢見坂の骨董屋「遊壺堂」を営む柚木征次郎。
御一新の世の中で移ろう世間の価値観に抗って、
日本古来の文物を守ろうと西洋化の波と対峙する。
骨董をただの“もの”として西洋に売りさばこうとする輩と文化の価値を信ずるものとの戦いは、自ずと過酷なものとなっていくのだが……。
前作品集『骨董屋征次郎手控』につづく、骨董屋シリーズ第二弾にあたる傑作時代短編小説集。
クリン様が読書レビューされていて(←すみません、勝手にお名前載せちゃって)
面白そうだったので、前作共々図書館で借りて読んでみました。
最初の『手控』は幕末の京が舞台で、
次作目の『京歴』は御一新後の明治3年から始まる。
私事ですが、たまたま読んでる途中で函館五稜郭にも観光に行ったりして
幕末の頃の風にふわりと触れたような気分になりました~
幕末が舞台でそれも骨董屋が主人公。
なかなか面白い設定で、
また征治郎がいい男!?←いや、そんな描写はないけど、先斗町一の芸妓小染が惚れるぐらいだからと勝手に想像。
金沢藩出身の元武士なので一本筋は通っていましたね。
また白地に十字絣の能登上布をひらりと着流してる優男。金沢藩出身なだけに能登上布なんですね。
上布繋がりで、私が欲しいと思っているのは、宮古上布。
たまたまデパートに宮古上布で作ったブラウスが売ってて
着るのは勿体無いけど、その内希少価値でもっと値上げするかも?っなんてチンケな思いで買っても値打ちは上がりませんね笑
また『京歴』の「鴨川」のなかで、新政府の財源を捻出するために、苦肉の策として正倉院の宝物を外国人蒐集家に闇に売りさばくってくだりがありましたが、ふと平成の皇室ヤフオク事件を思い出したりしましたね。あれはいったい。。。
どちらにしても、国の宝は守らないと。
どの時代にも色々なことがあります。
そうそう、征治郎の骨董屋・遊壺堂があるのは夢見坂。
私てっきり架空な坂名かと思ったら、
あのくくり猿のある八坂庚甲堂の前の坂の名だったのですね!
他にも知ってる地名が多々出てきて楽しめました。
これは、シリーズ化されるのかしら?
でも2冊目で優柔不断だった征治郎と小染がハッピーエンドで終わりましたから~💗
それと、征治郎役や小染役をするとしたらいったい誰が良いかしらん!?と、
勝手にドラマ化妄想しながら楽しく読みました。
クリン様、面白い本の紹介ありがとうございました。
始めて読む作家さんで、自分では目に止まらなかった本なので読めて嬉しいです。
ご訪問ありがとうございます♪